主観的な時間
年をとると時間が速く過ぎる。
1年はあっという間だし、1日休みだと午前中に起きたとしてもあれこれ雑用をしていると夕方になってしまう。
小学生の頃は午前中から遊んで、一旦昼ご飯を食べに帰って、再度遊びに出かけていた。
えらい違いだ。
こういったことはよく言われていて、一生のうちの1年の価値がだんだん減っていくという話が説得力がある。
5歳の子供にとっての1年は一生の5分の1というのに対して、60歳だと60分の1というやつですね。
客観的に計れる時間をニュートン時間、主観的な時間をベルクソン時間というようだ。
時計は当然ニュートン時間ですが、ここ最近ベルクソン時間で計った方がいいのではと思うようになった。
確かに、人間が感じる時間というのは大きく伸び縮みするように思います。
今ネット時代になって、外にいる時間もスマホに侵食されるようになった。
そうすると、1日がながら見状態になるように思う。
マルチタスクというやつですね。
これがかなり厄介で、なんとなく仕事をしているようで実は何もできていない場合が多い。
解決策は1日の中でまとまった時間を作ること。
腰を据えて取り掛からないと片付かない仕事ってのがあるわけで、そのためには時間をまとめないといけない。
で、さっきの話に戻って、一日を長く過ごすにはどうすればいいのか?
それはやっていることを切り替えることですね。
よく朝型が生産性が高いという話があるけど、あれは会社に拘束される時間の前に「早朝」という1コマを作れるからですよね。
切り替えが1回多いわけです。
通常は「会社」→「アフター5」という2コマになってしまいます。
となると、オンとオフという使い方をしてしまう。
一方、朝型にすると「早朝」→「会社」→「アフター5」という3つに分割できます。
しかも、早朝というのは後ろに延びようがないので、やることのデッドラインが明確です。
この時間は常に何時までに何をするということが念頭にあります。
ということで同じ睡眠時間をとったとしても朝型が有利なんでしょうね。
会社での過ごし方はそれぞれなので一概には言えませんが、同じように、仕事を片付けられるだけのまとまった時間を確保しながら、切り替えを多くするというのがよさそうです。
私の知り合いは、昼飯の時間をずらして、昼休みに誰にも邪魔されず報告書を仕上げていました。
その後食べにいくと当然空いています。
早く食べ終わるので残りの時間で本屋を回ったり、午後から外回りの場合はスポーツクラブで泳いだりしていました。
ものはやりようってことですね。
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