yohn's blog

日々考えてること、勉強してること、買ったものなど

投資としての読書

  去年(2013年)は図書館で本を借りるルーチンがはまって読書量だけは増えた。

 しかし、それだけでは今ひとつ成長しないなと感じていたので、今年はやり方を変えようかとぼんやり考えていた。

 

 こういうときはあれこれ悩むより状況の方が先に変わることが多い。私の場合も、勉強してることが増えたので、資料としての本をどっさり買うことが増えた。

 そういうときはちまちま買ってもしょうがないので、同一分野のまとめ買いをする。だいたい5〜10冊は買うことになる。当然似たような内容だな、と思うことも多いんだけど、そういう部分が基礎だし、何よりだんだん読むスピードが早くなるので精神衛生上良い。

 これが、図書館で予約して入荷するまで待ったり、ケチって1冊とかではあまり効果がない。一つのことを理解するなり、人前で喋るなりするには、まとめ読みで全体像をつかむ必要がある。

 

 昔、古本屋街で、どかっとある年代の本が無くなると、「ああ、司馬遼太郎さんがあの時代のこと書くんだな」というのがわかったらしい。文献を片っ端から集めて読んで、そうして全体像を理解してから書いていたようだ。

 

 もちろんそんなレベルではないんだけど、一つのことについて5冊というのは守りたい。まとめ読みなので消化したら、一気に手放せるし。

 

 こういうとき、昔は図書館や古本屋めぐりをしなければ集めるのが難しかった。ほぼ資料集めが仕事みたいな面もあった。

 しかし、近年はアマゾンをはじめとする中古本が簡単に買えるというのが便利だ。しかも、古い本だと1円になっていることが多いので格安で手に入る。

 私も今回注文したのは、6冊で1,800円くらいだった。探すことを考えると超安い。

 

 他にはブックオフオンラインも使う。こっちはわりと新しめの本を買う。私と同様に同一分野まとめ読みというのをやっている人がいるわけで、そういう人が勉強を終わった後に売るところがブックオフなわけです。

 なので、ちょうどWordPressの本がたくさん在庫があったのでまとめて買った。たぶん一人がまとめ売りしたような気がする。

 

 こういう資料としての本は、「投資」にあたる。明確な目標なりアウトプットなりがあるので、お金を使いやすい。その時を逃すと意味が無くなるというのも迷わない要因だ。

 その投資としての読書のループが回りだすと、色んなことが動き出す。

 

 しかし、「消費」としての読書だと、逆に流れが淀む感覚がある。読んで面白いし役に立ってるようなんだけど、アウトプットが無い。しかも、期限というものがないからいつまでも本棚に置いておくことになる。そして、読みきれない本は積ん読状態になってしまう。

 

 とにかく、アウトプットをしなくてはどんなことも流れがつまるっていうことだと思う。

 他のことでも同様に貯めこむだけ、インプットだけ、というのはだんだんと重荷になっていく気がする。

 

 本っていうのはストックかなと考えていたけど、フロー化することが大事なのかなと考えました。

 

 

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