情報ダイエット
体をダイエットしたい場合、食べて自分の体に入ってくるカロリーを減らすか、運動して出ていくカロリーを増やすしかない。
お金を増やそうとしたら、収入を増やすか支出を減らすしかないのと同様、入口と出口を管理することになる。
さて、情報の場合はどうだろうか。
今は入ってくる情報というものが多すぎる。
自分で選んで、咀嚼して情報を取り入れていたのが、あふれ出したためどうなったかというと、いつでも食べられて噛む必要がない流動食や、ゼリーのようなものが提供されている。
わざわざ自分で探しに行かなくても、向こうからあなたに合った情報ですよと目の前に持ってきてくれる。
その結果、なんとか情報を消化しているような気がしてしまう。
しかしどうだろう?それって必要なカロリーだったのかな?
いつの間にかブクブクと太り続けている気がする。
情報で太った結果、動きが遅くなったり、おっくうになったり、さらには悩みが増えたりといった病気にもなる。
というわけで、情報を加工して口当たりのよいものにしてしまうというのは方向として間違いのような気がする。
やたらRSSを登録して見るブログを増やしたり、たくさんのSNSに登録して旧友の情報がいつも流れてくるというのは、食べる必要のないものを食べているようなものだ。
情報をうまく操る、ネットをうまく使いこなすというのは、より多くの情報を取り入れるということではない。
バランスだ。
カロリーと同じように取り過ぎて体にたまるとおかしくなる。
どんどん消費しなくてはいけない。
ブログやツイッター、あるいはリアルで話すなど、アウトプットをして情報を使わないといけない。
成人男性は生きているだけで1日1500kcal消費する。
体に基礎代謝というものがあるように、情報にも基礎代謝があると思う。
情報の場合、仮に1日10,000文字としよう。
そうすると、情報を入れるだけでは太ってしまう。
20,000文字取り入れてるとしたら、その差の10,000文字分を発信して消費しなくてはバランスが崩れる。
ビジネスマンや、物書きの人の効率のいい情報収集法が書籍で紹介されるが、あれは発信が多い人の話だ。
情報アスリートと言ってもよい。
スポーツ選手は毎日カロリーを一般人の何倍も消費するから その分食べる量を増やす。
同様に、情報発信が多い人は効率的にたくさん情報を仕入れなくてはやせてしまうわけだ。
ビジネス書などでは、その前提がないまま、効率的な情報収集の方法が書かれている。
一般人がそれをマネするととたんに情報メタボになってしまう。
というわけで、何が言いたいかというと、ブログなりなんなりで情報発信をしていきましょうということです。
あ、最近インプットが足りない、何か本を読みたいと思うくらいが丁度いいでしょうね。